技術紹介 レンズ加工

長野オリンパスで製作されるガラス製光学部品は、レンズ、プリズム、フィルター等多種多様です。ガラスレンズ加工は一般的に、粗磨り(あらずり)・研磨・心取・コートの工程で加工され、組立工程で組み付けられます。
ガラスと言っても使用される種類は数十種類に及びます。
ガラス製光学部品加工には多くの技能者が携わり、匠の技を駆使して作り上げていきます。彼らの経験と知識は日々若手に伝承され、国家技能検定や社内検定合格者を毎年数多く輩出しています。毎年行われるオリンパスグループ技能競技大会においては、他関連会社と熱きバトルを展開し、上位入賞を果たしています。

N-Lip ロゴさらに、“NaganoOlympus Lens Innovation Project(N-Lip)”という、職場改革により、高い技能を自動化や仕組み置き換え、技術として確立させ日々進化を遂げています。

研磨工程

交換レンズ用のφ100近い大口径から、顕微鏡用、内視鏡用のφ3以下の小径レンズまで多種多様なレンズを、ナノオーダーの高精度で加工しています。その精度は、レンズを東京ドームの大きさとすると髪の毛1本分の誤差も許されないレベルです。この精度を匠の技と、高い技術力で実現しています。研磨されたレンズは洗浄後、次の工程に送られます。洗浄液も環境に配慮した特殊な液で構成されています。

研磨工程

研磨工程

コート工程

コートは反射防止、特定の光を抜き出すフィルター、ミラー等の役割をします。蛍光顕微鏡用のフィルターは蒸着剤を1層当たり数nm~数百nm程度で、それを数十層から多い物では100層以上も積層させて作られています。1層でも膜厚が外れると性能が出ないため、高度な膜厚管理が必要です。コートは装置の維持管理をいかに高いレベルで行うかで品質が決まるため、毎日徹底した清掃と点検が行われています。

コート工程

コート工程